神社まめ知識(生活の中での慣習)生活の中に溶け込んだ慣習をご紹介します
目次
暦について / 干支について / 数え年とは / 家に神様をお招きしませんか? / 国旗「日の丸」のこと / 国歌「君が代」のこと
暦について
我々日本人は、四季があることを当然のように思いがちですが、四季の変化に富んだ自然の恵みは、日本の暮らしや農耕文化を支えてきました。
現在使われている暦は太陽暦ですが、明治まで使われていた旧暦は、月の満ち欠けを元にした太陰暦に、太陽の動きによる季節感を取り入れて工夫された暦です。
二十四節季と暦が一致する旧暦のほうが、農事歴としては使いやすい面があり、現在でも農作業では重宝されています。
伊勢の神宮が発行する神宮暦には旧暦が詳しく記載されており、全国の神社で初穂料200円で受けることができます。
旧暦では、新月を朔日(ついたち)とし、月が満ちて満月となり、また欠けて晦日(つごもり)へ向かう流れで日を数えました。「三日月」は旧暦の毎月三日ごろの月の形、「十五夜」は旧暦十五日の満月を表しています。
現在でも月の始まりである1日は、「朔日詣り」と称して氏神様にお詣りする日とされます。月の光がほとんど無い闇夜が明け、東の空が輝きはじめる朔日の日の出は、新しい始まりの象徴とも言えるでしょう。
干支について
干支は、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の十干と、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二支を順に組み合わせて作られたもので、10個と12個の最小公倍数である60通りの組み合わせがあります。
先人は、この60通りの組み合わせを方角や時刻、年にあてはめて使ってきました
60歳を還暦というのは、干支が生まれた年に戻るからです。
甲子園球場、戊辰戦争、地球の北極と南極を結ぶ子午線、皇居に掛かる乾門(戌亥門)、草木も眠る丑三つ時など、 これらはすべて年や方角、時刻から使われています。
数え年とは
現在では、生まれた時を0歳として誕生日が来ると1つ歳をとりますが(満年齢)、 昔は生まれた時を1歳として、お正月が来ると1つ歳をとりました。これが数え年です。
これはお正月に歳神様をお迎えし、歳神様の御霊をいただくことによって1つ歳をいただくという考え方からです。 門松やしめ飾りは歳神様をお迎えする目印や依代であり、鏡餅は歳神様へのお供え物という意味があります。
数え年を計算する際には、満年齢で今年なる年齢に1つ足してください。 今年の誕生日がまだの人は2つ、誕生日が来ている人は1つ足します。
神様からお正月に歳をいただくと考える数え年のほうが、年齢に関するお詣りは好ましいとも言えますが、 大切なのは感謝の気持ちです。その年の体調やご都合に合わせて、満年齢でお詣りされても構いません。
家に神様をお招きしませんか?
家庭や職場に神様をお祀りし、日々の暮らしの中で感謝を捧げることは、とても大切な神まつりです。
神棚の祀り方、お神札の納め方、お供えの仕方などを別ページで詳しくご紹介します。
