やぶ瓦
神を護る呉のやぶ 家を護る魔除けとしてご家庭にお飾り下さい

呉のやぶが、家を護る鬼瓦「やぶ瓦」となりました。
シーサーが沖縄の家々を護るように、呉独特の文化である「やぶ」が
呉の家々を護る。そんな景色を想い、
鬼瓦の専門職人である菊間瓦の鬼師にやぶ瓦の製作をお願いしました。
頒布初穂料 8,200円 (「やぶ」だけに^^)
やぶとは
鬼の面をかぶって、注連縄を背負い、竹の棒を持つ「やぶ」。「やぶ」は、 呉のお祭りには絶対に欠かせない大変重要な存在です。

神様の警護役であるやぶは、秋祭りの時に奉納される新米のつまった米俵を、
持っている竹の棒で突っつき回してなかなか御社殿に奉納させません。
これは、変なものを神様に奉納されないようにチェックしている、とも、
竹の棒で突っつき回すことで籾殻が取れて中のお米が精米されて美味しくなる、とも言われます。
全国各地のお祭りで鬼の面をかぶった所役が存在しますが、「やぶ」という呼称は呉地方独特のものですね。
やぶは神様の遣いであり、神様と敵対する鬼とは違います。
前述の通り神様の警護役
としてお供えされる物のチェックをしたり、神様がお神輿に乗って神幸されるときには
お神輿の道案内や、お神輿を護るSPのような役目を果たします。
やぶの面には各地域に伝わる何種類かの古い面があり、そのオリジナル面をかぶったり、
新しく掘ったコピー面をかぶったりしていますが、やぶの顔を見れば、
「これは亀山のやぶ、これは小祭りの○○神社のやぶ」とか、
「どこの地区の何番やぶの面だ」という事までお判りに
なるやぶ通の方もいらっしゃいます^^
呉ではお祭りの時に、我が子をヤブに抱いてもらおうとする人たちが絶えません。
ヤブに抱かれた子供たちは泣き叫んでヤブから逃げようとしますが
廻りで見ている親たちはそんなことは気にすることもなくニコニコと子供を見守ります。
神の遣いであるヤブに抱いてもらった子供は元気に育つと言われ、呉の祭の風物詩となっています。
やぶ瓦について
伝統的日本家屋では、棟瓦の端に鬼の顔を彫り込んだ鬼瓦(鬼が掘られていなくても鬼瓦と呼ぶ)
が取り付けてあるのをよくみかけますね。
鬼瓦には魔除け・厄除けの意味があり、取り付けた家を護ってくれるもの。
それが鬼瓦です。
◆日本の伝統的な建築様式であり、家を護る魔除け・厄除けの「鬼瓦」
◆鬼の面をかぶって神様を護る呉の「やぶ」

「鬼瓦」と「やぶ」。この二つの結びにより、「やぶ瓦」が完成致しました。
まずは屋根に上げる瓦よりもサイズを小さくして
玄関や勝手口などに飾ることの出来るサイズとしております。
顔の長さ・・・約16cm、顔の幅・・・約12cm、厚み・・・約5cm
鬼瓦を作るのは、「鬼師」と呼ばれる特別な瓦職人です。この度は、広島県の対岸である愛媛県今治市の
菊間瓦菊銀さまにお願いして、
鬼師の技でやぶ瓦をお作りいただきました。
やぶ瓦の飾り方の一例
現在の一般的な住宅で飾りやすいように、サイズを小さくしております。
やぶ瓦の顔の長さ・・・約16cm、顔の幅・・・約12cm、顔の厚み・・・約5cm
玄関や下駄箱、床の間などにお飾り下さい。
◆玄関の正面に
◆玄関の下駄箱や床の間に
やぶ瓦の種類
このたび、3種類のやぶ面を元に、やぶ瓦を作っていただきました。
それぞれ特徴有る面構えですので、「あっ、あの面だ」とピンと来る方も多いかも知れませんね。
◆やぶ瓦 其の壱
◆やぶ瓦 其の弐
◆やぶ瓦 其の参
各写真ともクリックで拡大し、正面以外のアングルも一緒にご覧戴けます。
【ご注意】
やぶ瓦の頭の上の丸い輪は、撮影のためにやぶ瓦を載せた台の装飾であり、
瓦に付いているものではありませんのでご注意下さい。
やぶ瓦の初穂料
頒布初穂料 8,200円

①午前9時から午後4時までのご祈祷受付時間内に社務所までお越し下さい。
②やぶ瓦をお選びのうえ、芳名帳に記帳下さい。
③社殿内にて清祓式を斎行します。
ご参列のうえ、一緒にお祓いをお受け下さい。
④正式な鬼師が製作した瓦であることとお祓いしたことの証書をお渡しします。
鬼師の手作りの瓦の為、出来上がるまでお待ち頂く場合もありますので、
どうぞご了承ください。