一般には「茅の輪くぐり」は、6月と12月の晦日の日に行われる大祓式
(それぞれの年の半期の祓いをなし、新しい時へのお清め)の折に行われます。
とくに、 水無月の夏越の祓する人は千歳のつのちのぶといふなり
と、古来から唄われるように、夏越に広く見られます。
また、輪正月の言葉もあり、12月の大祓の折にも行われています。
雛祭りの起源は人形(ひとがた)との説もあり、人形に自身を重ね神に清めていただくという
意味もあります。
大祓の折にも、人形を神社に納めるのを通例としています。
「茅の輪」は、備後国風土記に出てくる『蘇民将来伝説』
が元になっていると言われますが、
やはりその根本には、我々日本人が持つ自然の力に対する畏敬の念が存在し、
「茅」や「藁」、「菰」などの生き生きとした
青草に清々しいものを求め、祓の具にしたものと思われます。
当社では材料の整えやすい笹竹の清浄さもあって、「茅の輪くぐり行事」は
節分の日に行っています。(昭和21年から節分に行っているらしいです)
節分(立春前日)は、旧暦では正月元旦から7日までの間にあたります。
(閏年など年内に立春が来ることもあったようですが・・・)
旧暦では「節分正月」の名残として「節分の年越し」の言葉に残ったりもしています。
数え年の定義が曖昧なのもこの辺りからでしょう。
夏越、越年の大祓式は神社としては当然拝殿内で行っていますが。
節分祭は午後9時より行い、大祓・節分祭の後、参拝の皆様、人
形共々神職先導の元に茅野輪くぐりを行います。
尚、「茅野輪」は朝より設けております。
以前は「茅野輪」の文字通り、輪の形を取っていましたが、夜の参拝の方も多く、
また茅野輪くぐり行事自体も午後9時の節分祭の後に行うことから、安全性を考えて半円形の形を取っています。
お正月、お祭りに次ぐ参拝の方で、終日清々しさいっぱいです。